ロードバイクを乗っているなら、ペダリングのロスを無くすためにビンディングペダルは欠かせません。
とは言え、ビンディングペダルと一口にいっても、いろいろな種類があるのでどれを使えば良いのかよくわからないと思います。
そこで、今回は比較的入手しやすいシマノのビンディングペダルをご紹介します。

 

ペダル

 

 

 

 

シマノのビンディングペダルにはどんなものがあるの?

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シマノのピンディングペダルには、ロードバイク用のSPD-SLとマウンテンバイク向けのSPDという2種類の製品があります。

この2つのペダルの違いは、SPD-SLが固定力が高いかわりに靴に取り付けるクリートが大きく歩きづらいがペダルが軽量。

SPDは固定力がやや劣る代わりにクリートが小さく、歩きやすい、泥などの汚れがついてもクリートをはめ込みやすいが比較的ペダル重量があるとなっています。

 

文章だけで見るとSPDの方が使い勝手が良いように見えるかもしれませんが、ロードバイクの場合、いかにしっかり足が固定でき、

ペダリングの際に力が十分に伝わるかどうかが重要ですから、SPD-SLの方が漕ぎやすく、力を伝えやすくなっています。

そのため、ロードバイク用に使用するならSPD-SLがおすすめです。

 

ちなみにですが、ポタリングや強度の低いロングライドを行う用途ならSPDペダルを使うのもおすすめです。

SPDペダル用のクリートとシューズは、マウンテンバイクで不整地を走る際に自転車を降りて押せるように歩きやすい作りとなっているため、

自転車を降りても普通の靴と同じように歩き回ることができます。

出先で観光地を見て回ったり、お店の中を歩き回ったりするようなことが多いならSPDペダルを使うと良いでしょう。

 

シマノのラインナップには、足を固定しないタイプのペダルもありますので、固定が苦手な方はそちらを選んでください。

通常のペダルよりサイズが大きかったり、靴底が滑りにくい構造となっていたりしますので、固定しなくてもノーマルのペダルより漕ぎやすくなります。

 

 

 

SPD-SLペダルのグレードにはどんなものがある?

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シマノのSPD-SL用ペダルは大まかに分けて主な材質が樹脂かアルミかぐらいの違いしかありません。

全部で6種類のペダルがリリースされていますが、PD-R540、PD-R540-LAがアルミボディ。

PD-R550がレジン樹脂ボディ、それ以上のグレードがカーボン樹脂ボディの製品となります。

 

もちろん製品それぞれに固定した際のちょっとした感覚の違いや遊びの量、踏んだときに感じる硬さなどが違ってきますが、

実際に乗り比べてないとわからない程度の差ですので、初心者なら入手しやすいPD-R540系から初めてみると良いでしょう。

ただ、お金に余裕があっても、最初にデュラエースグレードのPD-R9000を使うのはおすすめしません。

 

PD-R9000はデュラエースグレードとしては比較的安価で実売2万円前後で入手できる高性能なカーボンペダルではありますが、

恐ろしく硬く作られているので、足の筋肉がしっかり鍛えられていないと膝や足の裏に徐々にダメージが蓄積されてしまいます。

また、固定力も高く、遊びもあまり無いように作られていますので、クリート位置がしっかり決まっていない方も手を出さない方が良いでしょう。

 

ちなみにですが、私はこのモデルの2世代前にあたるPD-7900を愛用していますが、慣れないウチは足の裏が攣るという不思議な症状が現れていました。

今は慣れた&インソールをオーダーメイドで作ったことで解消されましたが、105グレードのペダルで2年近く使っていてもこのような症状が出てしまう程度には硬いペダルですので、購入の際には十分注意しましょう。

ただ、購入後ノーメンテで3万km程度走行しましたが、ガタも回転の鈍りも全く新品から変化していません。

外装部分は流石にクリートが引っかかったりして傷が入っていますが、基本的な性能面は違いを感じられないので、長く使い続けたいという方におすすめです。

 

この下のグレードにあたるPD-6800も同様に良いペダルで、カーボンボディにも関わらずPD-R9000より比較的柔らかい作りとなっていますので、

良いペダルが欲しいという方で価格を抑えたい方はこちらがオススメです。

もうひとつ下にPD-R5800という105グレードのカーボンペダルもありますが、アルテグレードのPD-R6800と実売価格が2,000円程度しか違いが無いので、

購入するならPD-R6800を選ぶと良いでしょう。

 

 

グレード別の耐久性はどんな感じ?

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あくまで自分で使用したものと知り合い周りでの故障状況からの情報なので信頼性はあまりありませんが、

基本的にグレードが高ければ高いほど頑丈だと言えます。

旧モデルではありますが、私のPD-R7900は3万キロでも問題なく動いていますし、その前に使っていた105グレードのペダルは二万キロを目前に軸が歪んで回転が悪くなってしまいました。

 

ちなみにPD-R6800は友人が使っていますが、こちらは半年に一回メンテナンスをしっかり行っているので、購入して2年ほど経っても新品より回転が軽いままの状態です。

私は面倒なのでメンテナンス無しで使い潰すスタイルなのであまり参考にはならないかもしれませんが、適当に使い続けるなら高めのモデルを選ぶと良いでしょう。

 

 

グレード別の固定力や乗りやすさはどんな感じ?

 

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材質や硬さ、耐久力の他に、気になるのが固定した際の遊びや固定力です。

固定力についてはネジで調整できますし、弱くしておいてもよほどのことが無い限り外れるようなことはありませんので、

シマノのSPD-SLペダルを使うならあまり気にしなくても大丈夫です。

 

遊びについては、使用するクリートによっても変化します。

シマノのクリートには赤、黄、青の3種類があり、赤が遊びがほとんど無いモデル、黄色が遊びが大きく、数ミリ程度の遊びがあるモデル、

青は左右の遊びはありませんが、爪先を軸に踵が数度動かせる程度の遊びがあるモデルとなっています。

 

このうち、赤のクリートとデュラエースグレードのペダルの組み合わせは、全く遊びが無い状態で硬いペダルを踏むことになりますので、

私の友人界隈ではニークラッシャーとして恐れられています。(実際に実業団選手が2名膝を壊しました)

一応黄色や青ならそんな話は出ていませんので、デュラエースグレードのペダルを使うならこちらのクリートを使うようにしましょう。

 

ペダル自体の遊びについてもグレードが高くなるごとに少なくなる傾向がありますが、クリートである程度調整ができるので、

もし違和感があるようならクリートを買えてみてください。

ちなみに遊びが最も大きいのはPD-R550になります。

こちらのペダルはTIMEのペダルのようなフロート感がありますので、シマノのペダルになれていると違和感を感じますが、

膝や足に対するダメージが少ないので、初心者の方や膝にトラブルを抱えている方におすすめです。

 

 

 

どのペダルがおすすめ?

 

しっかり走り込んでいてレースなどにも出場される方で、ポジション出しを細かく行えるならPD-R9000がおすすめです。

ポジションさえしっかりしていれば硬い分力が逃げず、ロス無く力が伝わるのでパフォーマンスの向上に繋がります。

費用をある程度抑えたい方はひとつ下のPD-R6800でも良いでしょう。

 

入門向けモデルで足が比較的自由に動かせるモデルが良いならPD-R550がオススメ。

この下のPD-R540も比較的遊びが多いのですが、やや耐久力が劣るのでもう少し上のモデルを選ぶと良いでしょう。

とりあえずカーボンモデルが欲しいならPD-R5800がありますが、PD-R6800とさほど価格が変わらないので実際に商品を見て選びましょう。

 

 

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